残コン・戻りコンの削減にご協力を!!
現在、玉川生コンクリート協同組合では、年間出荷数量の約2.3%もの残コン・戻りコンが発生しており、16,000m3程度が無駄になっています。これはアジテータ車4.25m3積換算で約3,770台分に相当し、セメント、骨材などの原材料輸送や産業廃棄物処理に係る車両の燃料等が無駄に消費されています。
また、これにより発生する産業廃棄物は約30,000トンと推定され、運搬に係る車輛(10トン積)は、延べ約3,000台も必要となっています。
産廃運搬車両の燃料由来のCO2は、年間550トンとなり、体積換算では東京ドーム1/4個分に相当し、環境面からも決して望ましい状態とはいえません。
一方、産廃処理業者の減少や処理場の容量に限りがあることから、処理費用は高騰を続けるとともにこのままの量の処理を長期にわたり続けることは不可能と考えられます。
環境負荷低減、資源の有効活用並びにコスト削減の観点から、残コン・戻りコンの発生抑制をお願いしてまいりましたが、事態は改善されているとはいえない状況です。
当協組では少しでも残コン・戻りコンの発生を抑制するため継続して以下の取り組みを提案してまいります。需要家の皆様方にも一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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- 主な取り組み内容
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- 納入工場との緊密な連絡体制
- 必要数量の正確な計量と発注数量の徹底管理
- 打設途中での残必要数量の再確認
- 最終打設分発注時の必要数量の精査
なお、当協組のホームぺージに「生コンクリートが出来るまで」「きっと減らせる残コン・戻りコン」と題した著作権フリーの動画をアップしておりますので、ご活用ください。
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- 生コンクリートが出来るまで
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- きっと減らせる残コン・戻りコン